この手順書では、MulmoClaude を使う前に、Mac に Node.js と Claude Code を入れる手順を説明します。Claude Code にメッセージを送るところまで、上から順に進めてください。目安は15〜20分です。
MulmoClaude 自体のインストールは、第2章「MulmoClaude のインストール」で説明します。
用意するものは、インターネットにつながった Mac、Claude の有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)のアカウント、Mac のログインパスワードです。無料プランでは Claude Code を使えません。パスワードは途中で1回聞かれます。
画面の図はすべてイメージです。実際の表示とは少し違うことがあります。
ターミナルは、文字を打ち込んで Mac を操作するアプリです。Claude Code はターミナルの中で動きます。
⌘ の印が付いた command キーを押したまま、スペースキーを押します。
Finder →「アプリケーション」→「ユーティリティ」と開き、「ターミナル」をダブルクリックします。
検索窓に「ターミナル」と打ち、return キー(Enter と同じ)を押します。
この画面が出れば準備完了です。打った文字は、点滅する四角の位置に出ます。
Dock のターミナルのアイコンを右クリックし、「オプション」→「Dock に追加」を選びます。
灰色の枠の右にある「コピー」を押し、ターミナルをクリックして command+V で貼り付け、return を押します。「%」より左は Mac が表示している部分なので、打つ必要はありません。
node -vコピー
MulmoClaude を動かすために、Node.js を入れます。
次を貼り付けて return を押します。「command not found」と出たら次へ進みます。
node -v
Node.js はすでに入っています。v22.19.0 以上ならステップ3へ進み、古ければこのまま新しいものを入れてください。
ブラウザで https://nodejs.org/ja/download を開き、LTS の「macOS インストーラー(.pkg)」をダウンロードします。
ダウンロードした node-○○.pkg をダブルクリックし、右下の青いボタン(「続ける」「同意する」「インストール」)を順に押して進めます。
Mac にログインするときのパスワードを入れ、インストールが終わったら「閉じる」を押します。
ターミナルを command+Q で終了して開き直し、次を貼り付けて return を押します。開き直さないと、新しく入れた Node.js が見つかりません。
node -v
次のコマンドを貼り付けて return を押し、1〜2分待ちます。Claude Code の公式のセットアップ手順と同じコマンドです。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
画面に出た行と同じコマンドを、下の枠の「コピー」でコピーします。
echo 'export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc && source ~/.zshrc
インストールのコマンドを実行したのと同じターミナルで、一番下の「%」の後ろをクリックします。command+V で貼り付け、return を押します。
何も表示されず、次の行に「%」が出れば終わりです。
ターミナルを開き直し、次を貼り付けて return を押します。
claude --version
次を貼り付けて return を押します。画面の色を聞かれたら、そのまま return を押します。
claude
「1. Claude account with subscription」が選ばれた状態のまま return を押します。
開いたブラウザで普段使っている Claude のアカウントにログインし、「承認(Authorize)」を押します。
ターミナルに出た https:// で始まる長い URL をコピーし、ブラウザに貼り付けて開きます。
「Login successful」と出たら return を押します。続けて出る説明の画面も、return で進めます。
「Do you trust the files in this folder?」が出たら、「1. Yes, proceed」を選びます。Claude Code にこのフォルダの中身を読ませてよいか、という確認です。
「何ができるか教えて」など、質問や頼みごとを日本語で打って return を押します。
終わるときは /exit と打って return を押します。次からは claude と打つだけで始まります。
| 画面に出た文字 | 意味と対処 |
|---|---|
command not found: node | Node.js が入っていないか、ターミナルを開き直していない可能性があります。開き直してステップ2の確認をやり直し、数字が出なければステップ2から進めてください。 |
command not found: claude | インストール直後なら、ターミナルを開き直してください。それでも出る場合は、ステップ3の黄色い注意に表示された1行を貼っていない可能性があります。 |
curl: (28)/Failed to connect/timed out | ターミナルからインターネットにつながっていません。下の「curl: (28) と出てインストールが止まったとき」へ進んでください。 |
certificate を含むエラー | 会社のネットワークが通信を検査しているときに出ることがあります。自分で設定を変えず、情報システム担当に画面を見せてください。 |
| その他 | 下の診断用コマンドで原因を調べてください。それでも分からなければ command+shift+4 で画面を撮り、詳しい人に見せてください。 |
診断用コマンド:
claude doctor
会社の Mac は、「プロキシ」という中継サーバーを通してインターネットにつながる設定になっていることがあります。ブラウザはこの設定を自動で使うので、claude.ai が開けます。ターミナルは自動では使わないため、接続できずに止まることがあります。
ブラウザで https://claude.ai を開きます。開けなければ、会社のネットワークで claude.ai への接続が制限されている可能性があるため、管理者に相談してください。開けたら、次へ進みます。
ターミナルに次を貼り付け、return を押します。
scutil --proxy
撮った画面を添えて、管理者(情報システム担当)に次のことを伝えてください。
claude.ai を開ける一方、ターミナルからの接続は「curl: (28)」でタイムアウトすること。ターミナルの通信が会社のプロキシを通っていないのが原因と考えていること。scutil --proxy の結果であること。claude.ai(インストール用スクリプトとログイン)、downloads.claude.ai(Claude Code 本体のダウンロード)、api.anthropic.com(Claude Code を使うときの通信)、registry.npmjs.org(MulmoClaude のダウンロードと更新の確認)であること。正式な一覧は Anthropic 社の公式ドキュメント(Claude Code のネットワーク設定)にあること。scutil --proxy の HTTPSProxy/HTTPSPort を確認し、ホストとポートを置き換えてプロキシを設定してから、インストールを実行します。
export https_proxy=http://<ホスト>:<ポート>
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
設定を継続して使う場合は、~/.zshrc に https_proxy と no_proxy=localhost,127.0.0.1,.local を追記します。PAC を使っている場合、curl は PAC を直接読めないため、PAC 内の該当する PROXY host:port を指定します。TLS 検査がある場合は、必要に応じて社内ルート証明書を NODE_EXTRA_CA_CERTS で指定します。
通信先の正式な一覧は、Claude Code のネットワーク設定を参照してください。