claude と打って返事が来れば済んでいます)第3章「面倒な仕事を MulmoClaude に任せる」で紹介した「スキル」は、AI に仕事の「流れ」(手順)を覚えさせる仕組みです。しかし、手順が分かっても、実際の情報がないと手順を使える場面は限られます。
予定や取引先、作業の記録を体系立てて保存しておく場所がないと、AI は毎回ゼロから探し直すことになり、自分専用のエージェントにはなりません。その場所として活用できるのが、MulmoClaude に用意されている「コレクション」です。
コレクションは AI のために記録を貯めるだけでなく、自分専用のアプリとしても使えます。たとえば、自分専用のカレンダーアプリや旅のアプリも、MulmoClaude に話しかけるだけで作れます。プログラミングの知識は要らず、できたアプリは MulmoClaude の中で安全に動きます。
この手順書では、自分専用のカレンダーアプリを題材に、データの作り方→アプリの画面デザイン→日々の使い方→Google カレンダーとの同期の順に説明します。
ぜひ、自分専用のアプリづくりを楽しんでください。
ここでは「ガイド付きセットアップ」を使い、MulmoClaude の質問に答えながら自分専用のカレンダーを作ります。
画面上の帯にある、四角が並んだアイコンを押します。コレクションの一覧が開きます。
一覧の右上にある「+ コレクション」を押します。
「新しいコレクション」が開きます。左の「ガイド付きセットアップ」を選びます。新しい会話が開きます。
しばらくすると、質問の表(フォーム)が表示されます。左の会話に表の題と「5 項目」のような数が書かれた枠が出て、右側に表が開きます。右側に表が見えないときは、左の枠を押します。
次のように答えて、「送信」を押します。赤い * の付いた項目は必ず答えます。
**何を管理したいですか?**:仕事の予定 **表示するタイトル**:仕事のカレンダー **管理したい項目**:日付、開始時刻、終了時刻、タイトル、場所、メモ **主にどう見たい?**:カレンダー(日付で並べる)
送信すると、数分でコレクションが完成し、会話に「作成しました」という返事が来ます。
コレクションの一覧に「仕事のカレンダー」が増えているので、開きます。開いた直後はテーブル形式なので、「カレンダー」を押して切り替えます。まだ予定は入っていないので、カレンダーは空です。
作りたいものがはっきりしているときは、1-3 で「自由入力のチャット」を選び、頼む文を自分で書いても作れます。入力欄に前置きの文が入った状態で会話が始まるので、続けて次のように書き足して送ります。同期の1行まで書けば、ステップ4の頼む文も一度で済みます。
仕事の予定を記録するコレクションを作ってください。 記録する項目は、日付・開始時刻・終了時刻・タイトル・場所・メモです。 予定はカレンダーの形で見たいです。 Google カレンダーのメインのカレンダーと同期してください。
頼む文は「何を記録するか→どう見たいか→ほかの道具とどうつなぐか」の順に書くと伝わります。
表・カレンダー・カンバンそれぞれの表示画面は、記録する項目から自動で作られます。それ以外の画面も、言葉で頼めば作ることができます。こうして足した画面を「カスタムビュー」と呼びます。MulmoClaude の安全な仕組みの上で、画面だけは好きな形にできるのがコレクションの特徴です。
ここでは、Google カレンダーの週の表示のように、時刻を縦軸にして1週間の予定を並べる画面を作成します。
カレンダーの画面を開き、表示の切り替え(テーブル・カレンダー)の右にある「+」を押します。出てきた一覧から「カスタムビュー」を選びます。
「スマホビュー」は、スマホから MulmoClaude につないだときに見る画面です。Mac で使う場合は「カスタムビュー」を選びます。
「カスタムビュー」を押すと、新しい会話が開きます。自分で何か書く必要はありません。
しばらくすると、質問の表(フォーム)が表示されます。左の会話に、表の題と「3 項目」のような数が書かれた枠が出て、右側に表が開きます。
画面のデザインをどのようにしたいのか、フォームに従って答え、「送信」を押します。
ぴったりの候補が無いときは、いちばん近いものを選び、違うところを自由記述の欄に書きます。言葉で説明しにくいときは、見本にしたい画面の写真(Google カレンダーの週の表示など)を、送信したあとの会話にクリップのアイコンから添えてもかまいません。
送信すると、数分で画面ができあがります。右側にコレクションが表示されます。画面が完成すると、コレクションのビューのタブに、新しく追加した画面のタブが表示されます。
思ったものと違うところは、同じ会話で続けて、どこがどう違うかを、1回に1つずつ伝えます。
言葉で伝えにくいときは、写真を貼りつけて伝えることもできます。写真はチャットに添付できます。
変更後は画面の更新が必要な場合があります。表示の切り替えでいったん「テーブル」に戻してから「週」を押し直すか、ブラウザで開き直します。
別の日に直したくなったときは、新しい会話で「仕事のカレンダーの『週』の画面で、〇〇を直して」と頼みます。
カスタムビューがあると、表示の切り替えの右に歯車が出ます。歯車を押すと「設定」の窓が開き、作った画面の一覧が出ます。消したい画面の右のゴミ箱を押すと消えます。消えるのは画面だけで、予定の記録は残ります。
コレクションの画面で「週」を押すと、作った画面が全幅に広がります。予定が入ると、図のように1週間の予定が時刻の位置に並びます。予定の入れ方はステップ3で説明します。
画面左上の「+」から新しい会話を始め、「10月15日 10時から11時、編集会議、会議室A を追加して」と送ります。追加後、カレンダーや「週」の画面を開くと、予定が並んでいるはずです。
予定は、他の方法でも登録できます。
続けて「来週の予定は?」と送ります。仕事のカレンダーに入っている予定をもとに、答えが返ってきます。
コレクションの一覧で、「仕事のカレンダー」の ☆ を押します。画面上の帯のアイコンの並びの右にカレンダーのアイコンが出て、1回で開けるようになります。☆ はコレクションの画面の上にもあります。
第3章「面倒な仕事を MulmoClaude に任せる」のステップ2で紹介したのと同じ方法で、「毎朝7時に今日の予定をまとめて」と頼みます。スキルが仕事の流れに沿ってコレクションの記録を読むことで、自分専用のエージェントとして動きます。
Google カレンダーを使っている場合は、MulmoClaude のカレンダーコレクションと同期すると、Google カレンダーの予定が MulmoClaude 上でも並び、ステップ3で追加した予定も Google カレンダーに送ることができるようになります。
画面上の帯の歯車(設定)を押し、左の一覧の「Google」を選んで「Google アカウントを連携」を押します。ブラウザの新しいタブが開くので、予定が入っている Google アカウントでログインし、許可します。カレンダーのほかに、Google の ToDo リストとドライブへの許可も一緒に求められます。ドライブで MulmoClaude が触れるのは、MulmoClaude で作ったファイルに限られます。
画面左上の「+」から新しい会話を始め、次の文を送ります。
仕事のカレンダーのコレクションを、Google カレンダーのメインのカレンダーと同期してください。
仕事のカレンダーを開くと、上に「同期」と「Googleへ書き出し」のボタンが増えています。「同期」を押すと、Google カレンダーの予定が取り込まれて並びます。こちらで追加した予定を Google カレンダーに送るときは、「Googleへ書き出し」を押します。
| 困ったこと | どうするか |
|---|---|
| カレンダーが同期されない | 読み込みは自動です。書き込みはデフォルトでは手動です。 |
| 「同期」を押しても予定が出ない | 設定で Google アカウントの連携が済んでいるか確かめます。 |
| 欲しい項目が無い/要らない項目がある | 「〇〇の項目を足して」「〇〇の項目を消して」と頼みます。 |
| コレクションの画面がすぐ見つからない | 一覧で「★」を付け、画面上の帯に出します。 |
| 外出先から予定を見たい | Google カレンダーと同期しておけば、スマホの Google カレンダーで見られます。スマホから MulmoClaude そのものにつなぐこともできます(公式ガイドの「スマホで使う」)。 |