よくある質問

試す前に聞かれることをまとめました。ここに無いことは DiscussionsIssues で聞いてください。

目次

移行について

今の Claude Code のセッションは、そのまま使えますか?

使えます。 ここが一番よく聞かれます。

MulmoTerminal は claude --resume と同じ仕組みで、同じトランスクリプト(会話履歴)をあなたのディスクから読みます。独自の保存形式に移し替えたりはしません。

いつも作業しているディレクトリを開けば、そこに履歴があります。移行作業も、やり直しも、説明し直しもありません。

実際、乗り換えた方にその決め手を聞いたところ、こう返ってきました。

ClaudeCode の resume が引き継げた事

同じ方が「resume を使えないなら無理かなと思った」とも答えています。ここが不安で試していない方は、大丈夫です。

合わなかったら、元に戻せますか?

戻せます。 npx で起動しているだけなので、閉じれば終わりです。

セッションは tmux の中にあり、設定は ~/.mulmoterminal/ と各プロジェクトの .mulmoterminal.json に入ります。既存の ~/.claude/ の設定を書き換えたりはしません。

既存の設定(hooks / MCP / CLAUDE.md)はどうなりますか?

そのまま効きます。 起動しているのは、あなたの claude / codex CLI そのものです。ラッパーでも再実装でもありません。

したがって既存の hooks、MCP サーバー、CLAUDE.md、権限設定は、これまでどおり動きます。


他のツールとの違い

VS Code の Claude Code 拡張と、どう違いますか?

役割が違います。 どちらか一方を選ぶ、という話ではありません。

複数のエージェントを分けるために VS Code のウィンドウを分けると、1 体につきエディタ本体・言語サーバー・拡張機能・ファイルウォッチャーが一式増えます。エージェントは 1 体につき 1 プロセスですが、IDE は 1 体につき一揃いです。

MulmoTerminal はエージェントをサーバー側のプロセスとして持ち、UI はブラウザのタブです。そのぶん軽くなります。

実際に移った方も「たまに VS Code、主にテキストエディタとして」と言っています。エージェントを並べて監督する場所と、コードを読み書きする場所を分ける、という使い方です。

Cursor と、どう違いますか?

補完とインライン編集は Cursor のほうが快適です。 そこを置き換えるつもりはありません。

MulmoTerminal がやるのは、その手前の「いまどのエージェントが自分を待っているか」です。並べて、状態を色で出して、待ちになったらスマホに通知します。

tmux で分割するのと、何が違いますか?

tmux は、質問してこないターミナルのために作られています。 make は黙って終わり、tail -f は流れ続ける ── どちらもあなたを呼びません。エージェントは呼びます。止まって、許可を求めて、待つ。「6 つのうちどれが自分を待っているか」は、tmux が答えるように作られていない問いです。それは欠陥ではなく、そういう問いが存在しなかったからです。

分割そのものは tmux で簡単にできます。違うのはその先です。

  • 状態が色で分かる — 6 枚のペインは全部同じ見た目です。どれが止まって待っているのか、どれがまだ考えているのかを、文字を読まずに判別できます
  • 並べることと読むことが両立する — 6 分割すると 1 つあたりの面積は 6 分の 1 です。グリッドと拡大を行き来できるので、全体を眺めてから 1 体を大きくして読めます
  • スマホに通知が飛ぶ — 席を立っていても、待ちになったら呼ばれます

なお裏は tmux です。ブラウザを閉じてもサーバーを再起動しても、セッションは生きています。

Claude Squad との違いは?

目的はかなり近いです。tmux と git worktree で複数エージェントを回す、という発想は同じです。

違いは見え方です。Claude Squad は TUI で、基本は 1 体ずつ見ます。ターミナルの中で完結するので、SSH 越しでも軽いのは明確な強みです。

MulmoTerminal はブラウザで、複数のライブ画面を同時に出します。そのぶんブラウザが要ります。

Conductor / Crystal のようなデスクトップアプリとの違いは?

diff のレビューは向こうのほうが作り込まれています。 ネイティブなので操作も速いです。

構造的に違うのは 1 点で、デスクトップアプリなので並べるとウィンドウが増えます。IDE から移ってきた方の理由が「ウィンドウが増えるとメモリが足りない」「どの画面も同じ見た目で見分けがつかない」だったので、そこは残ります。

こちらはブラウザのタブ 1 枚に収まり、スマホからも同じものが見えます。


動作環境

Windows で動きますか?

動きます。 Windows / macOS / Linux で動作します。

CI は Linux と macOS を毎 PR、Windows を毎日回しています。Windows 固有のテストケース(パス区切り、realpathSync の挙動、fs.watch の違い)も別に用意しています。

必要なものは?

  • Node.js 22.9 以上
  • claudecodex の CLI が PATH にあること
  • (任意)tmux — セッションの永続化に使います
npx mulmoterminal@latest
# → http://localhost:34567

インストールは要りません。

リモートのサーバーや VPS で動かせますか?

動きますが、既定では外から繋がりません。

サーバーは既定でループバック(127.0.0.1)だけを待ち受けます。これは、たまたま開いた悪意あるサイトがローカルの Claude を操作するのを防ぐためです。

外部から使いたい場合は、SSH ポートフォワードを推奨します。スマホから使いたいだけなら、専用の経路が別にあります(→ スマホから使う)。


お金とトークン

6 個並列で回したら、トークン代も 6 倍になりませんか?

なります。 ここは正直に言っておきます。

ただし、そもそも 6 個を並列で回すのはすでにそうしている人の話です。MulmoTerminal がトークンを追加で消費するわけではありません。走らせているのはあなたの claude / codex です。

そのうえで、使用量が見えるようにしてあります

  • グリッドのヘッダに Claude と Codex の 5 時間 / 7 日の枠を常時表示
  • セルごとにモデル・コンテキスト残量・概算コスト

「使い切ってから気づく」を避けるためのものです。

安いモデルやローカルモデルは使えますか?

使えます。 OpenRouter や Anthropic 互換のゲートウェイを登録して、プロジェクトごとに使うモデルを変えられます

完全にローカルで動かしたい場合は claude-ollama にも対応しています(→ claude-ollama でローカルモデルを動かす)。

「このリポジトリは安いモデルで十分」「ここだけ最上位」をディレクトリ単位で決められます。

MulmoTerminal 自体は無料ですか?

無料です。MIT ライセンスです。仕事でも使えますし、フォークしても構いません。

こちらのサーバーにデータを送ることもありません。


使い方

何個くらい並列で回すものですか?

聞いて回ったところ、1〜6 個でした。多い人で 8 個です。

そして意外だったのですが、「もっとたくさん回せるようになった」と言った方は 1 人もいませんでした。全員が言っていたのは「いまの数を、楽に扱えるようになった」です。

1〜3 個しか回していないのに VS Code をやめた方もいます。並列数を増やすための道具ではなく、見失わないための道具だと思ってください。

通知が多すぎて疲れませんか?

種類ごとに ON/OFF できます。

「終わった」と「こちらの返事を待っている」は別の通知として扱われ、それぞれ音を変えられます。前者を切って後者だけ鳴らす、という設定が実際よく使われます(→ 通知音とスマホ通知)。

同じリポジトリに複数のエージェントを走らせても大丈夫ですか?

git worktree で隔離されます。 1 タスクごとに独立した worktree と独立したブランチが作られるので、同じリポジトリでも衝突しません。

セルの中から差分の確認、コミット、push、PR 作成まで行けます(→ 応用編)。

普通のターミナルとしても使えますか?

使えます。 空のセルで Shell を選んでディレクトリを指定するだけです。ランチャ登録もモデル指定も要りません。

エージェント専用のツールではないのですか?

違います。ターミナルです。 どのセルも本物の pty で、エージェントはそこで走らせるものの1つにすぎません。

  • Shell は OS 標準の $SHELL です。インストールも設定も不要
  • 起動コマンドは任意のものを永続端末として動かします — yarn devhtoplazygit、見ていたい tail -f
  • 1 worktree 1 セッションの制限はエージェントにだけかかります。Shell や yarn dev の launcher は対象外です。エージェントが作業している worktree こそ、それらを動かしたい場所なので

結果として、グリッドには作業中のもの全部が載ります。エージェントだけではありません。そして色と音とスマホ通知が付くのはエージェントのセルだけです ── 止まって尋ねてくるのが、それらだからです。

セルはどのディレクトリで起動すればいいですか?

そのプロジェクトの作業ならそのリポジトリ、3.x までの単一ビューと同じことをしたいならワークスペース(サーバの既定の作業ディレクトリ。起動時に Workspace: … と表示されます。MulmoClaude と併用しているなら、その共有ワークスペース=既定 ~/mulmoclaudeです。

Claude のセルは、ワークスペースで起動したときだけ GUI MCP をフルで持ちます — Canvas に描かせる・コレクションを触らせるといったツールが、何も登録せずに通る状態です。 プロジェクトのディレクトリで起動したセルはそのディレクトリ自身の MCP 設定を読むので、GUI ツールが要るならランチャの MCP トグルで登録します。 Codex / Antigravity にはワークスペースの特例が無く、どこで起動してもそのディレクトリに登録されているぶんだけです(→ どのディレクトリで起動するか)。


その他

「Mulmo」ってどういう意味ですか?

multimodal(マルチモーダル)の略です。

もっとも、MulmoCast のような兄弟プロジェクトと比べると、MulmoTerminal はこの一家で一番マルチモーダルでないとも言えます。名前は一家の都合です。

何か困ったときは?

セッションで /mulmoterminal-bug-report と打ってください。同梱のスキルが症状を聞き、実際の設定とバージョンを読んで、仕様や設定で説明がつかないかを先に確かめ、既知の issue を検索し、それでも残ったものだけを報告にまとめます(環境情報は自動収集、鍵はマスクされます)。

設定まわりで迷ったときは /mulmoterminal-config です。対話で設定ファイルを作ってくれます。

不便なところがあったら?

教えてください。 できる限り対応します。

このページに出てくる機能のいくつかは、実際に使ってくださっている方から「ここが困る」と言われて入れたものです。


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