4.1.0 — PRs & Issues が GitLab を読む
2026-08-02 にリリースした 4.1.0 のスナップショットです。 アプリが進めば内容は古くなります (それは想定どおりです)。常に最新が保たれている情報は、各節から生きたガイドへリンクしています。
PRs & Issues ビューは、これまで github.com だけを読んでいました。4.1.0 からは gitlab.com も読み、GitLab の issue から GitHub と同じように着手できます。
既存の設定は何も変わりません。 いま prRepos に書いてあるものはそのまま動き、 このリリースで必須になる設定はありません。
GitLab のプロジェクトを追加する
prRepos に、プロジェクトパスの前にホストを書きます。
{
"prRepos": ["acme/web", "gitlab.com/group/project"]
}
- ホスト無しの
owner/repoは今までどおり github.com です。だから既存のエントリは無傷です。 - GitLab はグループがネストするので、
gitlab.com/group/sub/projectも書けます。 - Settings → Pull request repos からも追加できます(同じ書き方です)。
→ ビューの他の設定は GitHub 連携 にあります。
必要なもの
glab にログインしていること。 ここでの glab は GitHub に対する gh と同じ位置づけで、 アプリが実行し、認証は CLI に預けます。MulmoTerminal 自身はトークンを保存しません。
brew install glab # または https://gitlab.com/gitlab-org/cli
glab auth login
glab が無い・未ログインの場合は、そのリポの行がその旨を表示します(空のセクションにはなりません)。
できること・まだできないこと
| GitHub | GitLab | |
|---|---|---|
| 一覧に MR / PR が出る | ○ | ○ |
| 一覧に issue が出る | ○ | ○ |
| issue 行から着手(▶) | ○ | ○ |
| 行の CI ドット | ○ | 一部 — 下記 |
| セルからの ⧉ Open PR | ○ | まだ |
| issue への作業コメント | ○ | まだ |
| コックピットの PR フェーズ pill | ○ | まだ |
どちらでもないホストの行は、「このホストは未対応」と表示するようになりました(理由も言わずに 空のセクションを出すのをやめました)。▶ ボタンも同じで、未対応ホストでは 「ローカルクローンが無い」と嘘をつかず、ホスト名を出します。
GitLab の行の CI ドットは、たいてい空です
GitLab の MR 一覧にはパイプラインの状態が入っていません。 正確に出すには MR ごとに API を 1回叩く必要があり、複数リポを横断するビューでは払えないコストです。そのため CI を回している プロジェクトでも「チェック無し」の薄いドットになります。例外は CI が実際にマージを止めている MR で、これは実行中として出ます。
正確な状態は MR を開けば1クリックで見られます。これは意図した制約で、見落としではありません (表現を広げると GitHub 側の描画を変えることになるため、このリリースではやりません)。
GitLab の issue から着手する
GitHub とまったく同じです。issue 行の ▶ を押すと、アプリが glab で issue を読み、 クローンに issue/<番号>-<slug> の worktree を切り、issue 本文を入力欄に入れた状態で Claude を開きます。送信はしません — 読んで、Enter は自分で押します。
GitHub と同じく、そのプロジェクトのローカルクローンがディレクトリプリセットに登録されている 必要があります。→ 流れの全体は 3.0.0 — issue から始める にあります。
4.1.0 のその他
1つの issue に worktree は1つ。 同じ issue に2回着手すると issue/<N>-<slug>-2 が黙って 作られていました。今は2回目は既にあるものを開きます — セッションが居なければその worktree で 起動し、居ればそのセッションを開き、誰かが掴んでいれば理由を言って断ります。
ヘッダーの hover が即座に出て、中身が厚くなりました。 これまではブラウザ標準の title で、 出るまでの遅延は CSS でも JS でも変えられず、1行のプレーンテキストしか入りません。自前の ツールチップに置き換え、work chip が PR と issue のタイトルを出すようになりました (サーバは 4.0.0 から送っていたのに、置き場所が無く一度も表示されていませんでした)。
知っておくと良い修正が2件:
- ヘッダーの git chip と work chip が serif(Times)で描画されていました。実ブラウザで計測した ところ6要素がブラウザ既定に落ちていて、ヘッダーでフォント未宣言だったのはこの2つだけでした。 修正済みで、操作は不要です。
- Windows で、セッションレジストリがパスを POSIX の規則で読んでいたため、セッションが別の ディレクトリに紐づいて記録されることがありました。
内部では、このリリースの約半分が 100 箇所超の as 型アサーションの除去です(本物の型ガードに 置き換え)。画面上の変化はありませんが、設定ファイルや API から形の違うものが来たときに、 数層先ではなく入口で落ちるようになります。
設定不要のものも含めた全変更の詳細は チェンジログにあります。