4.0.0 — グリッドがアプリそのものに
2026-08-01 リリース時点のスナップショットです。 アプリが進むにつれて古くなりますが、それは 想定どおりです。常に最新の情報は、各節からリンクしている生きたガイドを参照してください。
このリリースでは 2 つのものが削除されます。 major にした理由はそれで、必ず読んでほしいのも そこだけです — 単一ターミナルビューと Docker サンドボックス。設定が動かなくなることは なく、移行作業もありませんが、/chat をブックマークしている方と MULMOTERMINAL_SANDBOX を 設定していた方は、最初の 2 節を読んでください。
それ以外は、上げるだけで手に入る新しい挙動です。
1. 単一ビューが無くなりました。どこへ行った?
3.x までは画面が 2 つあり、チャット / グリッドのアイコンで切り替えていました。複数のエージェントを 監督するグリッドと、1 体に集中する /chat の単一ビューです。単一ビューは削除しました。
1 体に集中する = そのセルを拡大するになります。拡大したセルはウィンドウを占有し、横に GUI パネル(Canvas)が開きます。単一ビューと同じ配置です。
| これまで | これから |
|---|---|
/chat を開いて 1 体に集中 | そのセルを拡大(ヘッダーの拡大ボタン) |
| 右側の Canvas を読む | 拡大したセルの横にあります |
| サイドバーからセッションを選ぶ | 拡大時のコックピット・ロスター。グリッドに無いセッションは、空きセルの OR RESUME HERE から |
| Collections / Wiki / Accounting / Files を開く | ツールバーの Collections ボタン(他は中に入ると現れます) |
| 設定 | 同じボタン、同じ場所 |
/chat はエラーにはなりません。 未知の URL 扱いになり、未知の URL はグリッドに着地します。
Collections の入口
コンテンツ系の画面は単一ビューからしか開けませんでした。ツールバーの Grid の隣に、ビューと 対等な自分のボタンを持ちます。
- Collections(四角が並んだアイコン。Grid アイコンのすぐ右)を押します。
- 中に入ると Feeds・Wiki・Accounting・Files が列に現れます。
- どれを閉じても、開いた場所のビューに戻ります。
Pull requests と Worklog はターミナル側に残ります — 監督下の作業であってコンテンツではない ので、これまでどおりグリッド表示中のツールバーにあります。
2. MULMOTERMINAL_SANDBOX を設定していた方へ
Docker サンドボックスは削除されました。MULMOTERMINAL_SANDBOX・MULMOTERMINAL_SANDBOX_IMAGE・ SANDBOX_MOUNT_CONFIGS・SANDBOX_SSH_AGENT_FORWARD は何もしなくなります。
.env を編集する必要はありません。 残っていてもエラーにはならず無視され、セッションは ホスト上で動きます — Docker が使えないときに元からそうしていた動作です。
一度でも有効にしたことがある場合、起動時に 1 回だけ後片付けをします。~/.mulmoterminal/sandbox ディレクトリ(セッションごとに書き出した Keychain 資格情報が入っていました)と、ワークスペースを マウントしたまま残っている mulmoterminal-<id> コンテナです。一度も有効にしていなければ、 docker コマンド自体が呼ばれません。
opt-in・macOS 限定で、包んでいたのは単一ビューのセッションだけでした。残すならグリッドへの移植が 必要でしたが、それは目的と逆です — 1 つの対話セッションを閉じ込めるための仕組みで、グリッドは 多数を走らせる場所だからです。
3. worktree は 1 セッションだけ持ちます
設定は不要で、ランチャの挙動がこうなります。
worktree はブランチに紐づくので、そこに 2 体目のエージェントを立てるのは隔離ではありません — 同じ作業ツリーを 2 体が編集するだけです。空きセルのランチャに並ぶ worktree の行は、3 通りの どれかになります。
| 行の表示 | 押したときの動作 |
|---|---|
| 何も付いていない | その worktree の最初のセッションを起動 |
resume | 既にあるセッションを再開 |
in use(琥珀色・押せない) | 何も起きません。そのセッションは別のターミナルで開かれています |
この制限は行ではなくディレクトリに付きます。 同じ worktree のパスを WORKING DIRECTORY に 貼っても、最近使ったディレクトリのチップから開いても同じく拒否されます。最終的に拒否するのは サーバなので、パスの書き方を変えても(末尾スラッシュ、シンボリックリンク)すり抜けません。
対象はエージェントです。Claude / Codex / Antigravity と、OR LAUNCH の起動コマンドが エージェントの場合。Shell と、それ以外を走らせる launcher(yarn dev・lazygit・htop)は これまでどおり開けます — エージェントが作業している worktree こそ、それらを動かしたい場所です。
in use と出たときは
開いている側を閉じれば resume に変わります。「開いている」にはブラウザの別タブと、 このマシンで動いている 2 つ目の mulmoterminal も含まれます。1 つのページから見える範囲では なく、サーバが自分のプロセステーブルと tmux から答えるようになったためです。
これは確認ダイアログの置き換えです。 これまでは ● open を確認して押し切ればセッションを 奪えました。奪われた側は — 別ウィンドウのあなた自身かもしれません — ターンの途中で切断されます。
4. Google Calendar のコレクションが実際に同期されます
googleCalendar を書いたコレクションがある方は、上げたあとに一度確認してください。この ホストでは今まで動いていなかったものが動き出します。
MulmoTerminal はカレンダー同期タスクを登録しておらず、pull も autoPush も走っていませんでした。 同じワークスペースで MulmoClaude も動かしている場合は向こうが実行するため、「両方動かしている人 には効いて、MulmoTerminal 単独では黙って何もしない」という気づきにくい差になっていました。
有効化の操作は要りません。コレクションが設定済みなら、タスクが登録されスケジュールで走ります。
→ 設定
5. 気づく範囲の小さな変更
- PR がマージされるとセルが知らせます。 ボタンを押すと、元からある keep / remove の確認が 開くだけです。worktree セルのみ、既定動作なし、× でその PR について消せます。
- Collection UI から始めたチャットが、そのコレクションを Canvas に出した状態で開きます。 プロンプトの表示も、約 10 秒待たされていたのがすぐになりました。
- スマホから始めたセッションが、すぐグリッドに出ます。 別画面に移動して戻る操作が不要に なりました。
- スケジュールタスクのチャットはバックグラウンドワーカー扱いになります。Background フィルタの中に入り、太字にならず、実行のたびにセルを 1 つ消費することがなくなりました。 失敗したものは
● failedと出ます。Web Push はこれまでどおり飛びます。 - バックグラウンドワーカーを見つけられます。 空きセルのセッション一覧に
backgroundとして 並びます。
それ以外は変わりません
設定キーの改名も CLI フラグの移動もありません。ディレクトリ設定・テーマ・keymap・launcher は すべてそのまま動きます。