2.8.0 で変わったこと
2026-07-30 時点のスナップショットとして書いています。挙動は動きますが、このページは動きません。 最新の内容は各節からリンクしているリファレンスを見てください。
- 1 つだけ読むなら
- 空セルからそのままシェルを開く
- Antigravity を Claude / Codex と並べて動かす
- スクリーンショットをターミナルに貼る
- Settings から、その設定を書く skill を起動する
- ランチャのチップ — 並びが固定になり、起動中が見えるようになった
- Codex / Antigravity でも Tool Call History が埋まる
- 右側と下側が空白のまま、リロードしても直らないターミナル
- その他
- リンク
1 つだけ読むなら
上げてください。新機能はすべて既定で有効です。5 分かける価値があるのは 2 つだけ — ディレクトリの 並び順を決めること、そして(使うなら)Antigravity を入れることです。
npx mulmoterminal@latest
| 手に入るもの | どこ |
|---|---|
| 空セルからそのままシェルが開く。インストールも設定も不要 | grid の空セル |
Antigravity(agy)が 3 つ目のエージェントに。GUI パネル込み | エージェントを選ぶ全画面 |
| スクリーンショットを貼るとパスが入る。Chrome でも効く | 全ターミナル |
| その設定を書く skill を Settings から起動できる | Settings |
| ランチャのチップが動かなくなり、狙って押せる | ランチャ |
| Codex / Antigravity でも Tool Call History が埋まる | tools ペイン |
| 直ったもの | どこ |
|---|---|
| ターミナルの右側と下側が空白のまま、リロードしても直らない | 全ターミナル |
| ディレクトリに色を付けると、どれが起動中か分からなくなる | ランチャ |
LAN から /api/remote-host/status と /api/google/status が 403 | リモートアクセス |
| セッションメモが cockpit roster とスマホのセッション画面に出ない | roster・スマホ |
空セルからそのままシェルを開く
空セルの launch form の上段が Claude / Codex / Antigravity / Shell の 4 択になりました。

使い方
- 空セルの上段で Shell を押します。
- Working directory を入れます(プリセットが補完します)。
- ▶ を押します。
そのディレクトリで OS 標準シェル($SHELL、無ければ /bin/sh)が開きます。設定は要りません — ランチャ登録もインストールもモデル指定も無しです。
Shell を選んでいる間は、モデルピッカー・MCP トグル・OR ISOLATE IN A WORKTREE が消えます(シェルに はどれも無いので)。OR LAUNCH と OR RESUME HERE は別の操作なので残ります。
シェル自体はショートカット・走っているセルのヘッダの New terminal here・スマホからは前から開けま した。開けなかった唯一の画面が空セル —— 入れた直後に最初に見る画面です。
リファレンス: 基本
Antigravity を Claude / Codex と並べて動かす
Antigravity(agy)が一級のエージェントになりました。 Claude / Codex と同じものが全部あります — リロードをまたぐ会話の再開、GUI パネル、そしてエージェントを選ぶ全部の場所(上の launch form、single view、サイドバーとタブバー、Collections ブラウザ)。
使い方
- Antigravity の CLI を入れて、
agyがPATHに載っている状態にします。 - エージェントを選ぶところで Antigravity を選び、いつも通り起動します。
これだけです。バイナリ名が違う場合やモデルを固定したい場合:
| 変数 | 既定 | 何をするか |
|---|---|---|
ANTIGRAVITY_BIN | agy | 起動するバイナリ |
ANTIGRAVITY_MODEL | agy 自身の既定 | --model に渡す |
ANTIGRAVITY_HOME | ~/.gemini/antigravity-cli | agy が会話を置く場所 |
GUI パネル — 1 点だけ仕組みが違う
Canvas のスイッチは Claude と同じように使えます。render や data を入れれば、agy がパネルに描 けます。
ただし登録はセッション単位ではなくディレクトリ単位です。 agy は MCP のフラグを取らず、サーバ一覧 をファイルから読みます。プロジェクト単位で読むファイルは .agents/mcp_config.json 1 つだけで、 これはそのディレクトリで走る全セッションの共有物です。したがって:
- MulmoTerminal はそのディレクトリのスイッチからこのファイルを書き、スイッチを切り替えたときと agy のセッションを起動したときに書き直します。
- MulmoTerminal が書いていないサーバはそのまま残します。グループが全部 off になればファイルごと消し ます。
git statusに出さないための除外は.git/info/excludeに書きます。あなたの.gitignoreは触りま せん。
効いているかの確認: agy のセッションで /mcp を実行します。mulmoterminal-render が presentDocument / presentForm / presentChart / presentHtml を持って出ます。
リファレンス: 基本 · README のエージェント節
スクリーンショットをターミナルに貼る
画像をコピーしてターミナルをクリックし、貼り付けます。ファイルが保存され、その絶対パスがカーソル位置 に入ります(送信はしません)。文はそのまま自分で書き足せます。
使い方
- 画像をクリップボードにコピーします。Mac なら
Shift+Ctrl+Cmd+4で、ファイルを作らずに画面の 一部がクリップボードに入ります。 - ターミナルをクリックして貼り付けます(
Cmd/Ctrl+V)。 - カーソル位置にパスが入り、末尾に空白が 1 つ付きます。前後に質問を書いて Enter。
Chrome を含む全ブラウザで動きます。別のマシンから繋いでいるときも動きます —— クリップボードにバイ ト列があるので、ブラウザがパスを開示する必要がありません。
- 保存先はドロップしたファイルと同じ場所で、セッションへの許可も同じやり方です。上限(110 MiB)も掃除 も同じです。
- テキストの貼り付けは従来どおりです。ウェブページからのコピー(HTML と画像が両方載る)も、これま でと同じくテキストとして貼られます。
- 貼り付け・ドロップ・ファイルボタンで入るパスは、末尾に空白が付くようになりました。続けて 2 枚貼 ると
path1path2になっていたためです。
リファレンス: 基本
Settings から、その設定を書く skill を起動する
Settings には「コントロールがある設定」しか出ません。自分の配色・キーマップ・ディレクトリ別の通知音は ファイルに書くもので、画面に出ないので「別の場所で設定できる」ではなく このアプリには無い機能とし て読まれていました。
5 つのセクションに、その部分を書く skill を起動するボタンが付きました。押した画面のまま、実際のセッ ションとして起動します。

| セクション | ボタン | 上のコントロールでは出来ないこと |
|---|---|---|
| Theme | Create a theme… | ピッカーは「既にあるテーマ」から選ぶだけ。skill は色・雰囲気・指定した画像から新しいテーマを書きます |
| Directory appearance | Configure appearance… | ディレクトリの色・名前バッジ・フォントサイズ・grid の順位。既存ディレクトリの規則を読むので、新しい 1 つが馴染む形で入ります |
| Directory settings | Explain my settings… | あのパネルは検証で落とされたキーを表示します。skill はその理由を説明して直します |
| Notification sounds | Configure notifications… | 種類別・ディレクトリ別の音、どの種類をスマホに飛ばすか。どれにもコントロールがありません |
| Keyboard shortcuts | Set up shortcuts… | あのパネルは read-only です。skill が keymap を書きます |
grid から押したときは grid のセルが立ちます —— single view に飛ばされません。(single view から押 せば single view のまま。規則は「押した画面でセッションが開く」です。)
リファレンス: 設定モーダル · 自分の配色を作る · キーボードショートカット
ランチャのチップ — 並びが固定になり、起動中が見えるようになった
ランチャのディレクトリチップには別々の問題が 2 つありました。動くこと(並びが「最近起動した順」 だったので位置で覚えられない)と、色を付けると起動中が判別できなくなること(ディレクトリの色と 「起動中」が同じチャンネルを同じ強さで使っていたため。青系のディレクトリは停止中でも起動中に見えてい ました)。

チップの読み方
- 左端のストライプの色 = どのディレクトリか。
- 背景・強めの枠線・ゆっくりした脈動 = そこでセッションが走っている。停止中のチップは、何色で あろうと背景が付きません。(
prefers-reduced-motionでは脈動は止まり、残りが同じことを言います。)
並べたい順にする
チップは各ディレクトリの orderPriority の昇順に並びます。grid の priority ソートと同じ順位な ので、サイドメニューとチップの並びがやっと一致します。
各プロジェクトの .mulmoterminal.json に:
{
"name": "web",
"orderPriority": 10
}
次を 20、その次を 30 と、間隔を空けておくと後から差し込めます。指定が無いディレクトリは従来どおり —— 順位を持つものの後ろに、最後に起動した順で並びます。
Settings の Configure appearance… を押して、mulmoterminal-dirs と一緒に決めることもできます。
リファレンス: grid でのこのプロジェクトの位置
Codex / Antigravity でも Tool Call History が埋まる
tools ペインでは、Available Tools に Codex / Antigravity が呼べるツールが並ぶのに、その下の Tool Call History は永久に空でした。あの履歴の書き手が claude にしか無い hook 機構 1 つだったた めです。半分だけ動いているペインは「無い」ではなく「壊れている」と読まれます。
両方が記録するようになりました。codex / agy のセルで tools ペインを開けば、GUI のツール呼び出しがその まま出ます。拒否された呼び出し(入れていないグループのツール)も出ます —— 履歴を開く理由はたいて いそれです。
リストの先頭の注記を読んでください。 Codex / Antigravity では GUI ツールだけの履歴です。彼らの Bash・ファイル編集・他の MCP サーバは MulmoTerminal を通らないので、空のリストは「何もしなかった」で はなく「GUI ツールを呼んでいない」です。Claude は従来どおり全履歴です。
リファレンス: 機能
右側と下側が空白のまま、リロードしても直らないターミナル
報告はスクリーンショットでした。本文が約 77 桁で折り返しているのに、ターミナル自体は約 136 桁。右側と 下部の行が丸ごと空白で、キー入力は届いているのにレイアウトが読めない —— そしてリロードしても戻らな い。
そのスクリーンショットから実測した結論は、「描き直しが漏れた」ではありませんでした。tmux の window が本当にその大きさだったのです。だから何をしても戻らなかった: 再アタッチはターミナルのサイズを送りま すが、カーネルが SIGWINCH を出すのはサイズが実際に変わったときだけで、それまでの復旧経路は「PTY が既に持っているサイズを再送する」ことしかしていませんでした。一度ズレたら閉じる経路が無かったのです。
これからは、リサイズが落ち着いたところでサーバが tmux に window のサイズを問い合わせ、ブラウザ側の ターミナルと比べます。食い違っていたらペインを 1 行縮めて戻します —— 本物のサイズ変更、つまり本物の SIGWINCH、つまり本物の再描画です。ライブの desync に対して 3 つの修復手段を実測して、効いたのはこれ だけでした。
修正が入っているかの確認: セルを拡大し、ファイルペインを開く / 境界をドラッグしてターミナルの幅を 変えます。文字がターミナルの内側に収まったままになります。それでも右側が空白になったら、サーバのログ に修復時に repairing が出るようになったので、その行を issue に貼ってください。価値があります。
これは根治ではなく対策です。tmux がズレる機序は特定できていないので、 #957 は開いたままにしてあります。修復は機序に 依らず効きます。
同時に入った関連の修正: 裏タブから戻ると画面が壊れることがありました(別の時点のテキストが文字単位 で混ざり、下半分が空白)。再アタッチしたブラウザに送られるリプレイは画面ではなく差分ストリームで、 その窓が開く前に描かれた行は送られていなかったためです。再アタッチ後に、tmux にペイン全体を描き直させる ようにしました。
その他
- LAN から繋がるようになりました:
MULMOTERMINAL_HOST=0.0.0.0とMULMOTERMINAL_ALLOWED_ORIGINSを設定していると、GET /api/remote-host/statusと/api/google/statusが永久に 403 を返し、別のマシンからは remote-host と Google のパネルが開けません でした。ブラウザは同一オリジンの GET にOriginを付けず、guard が乗った GET はこの 2 本だけでした。 - セッションメモが出るべき場所すべてに出ます: grid を拡大したときの cockpit roster と、スマホで 開いたセッションのヘッダ(後者は mulmoserver の次のリリースで実際に出ます。先に入れても壊れません)。
- 設定 skill は 1 本から 7 本になりました:
mulmoterminal-configは現状を監査するルータになり、 書くのは-dirs/-theme/-header/-keys/-model/-notifyです。色を変えたいだけで全設定 の説明が読み込まれることが無くなり、使われているのに載っていなかった 3 領域(カスタムthemes、global のヘッダbuttons/chips、soundKinds/sounds)が収載されました。 - アップデート情報: 新バージョンのお知らせは X の Singularity Society で日本語で流しています。
- ドキュメント: 実在するのにどこにも書かれていなかった環境変数 4 件を 設定に追記しました。Windows の日次 CI も緑に戻りました(テスト側の不具合で、製品では ありません)。
全件はチェンジログを見てくだ さい。