4.7.6 — collection をワークスペースの外へ出すための土台

2026-08-09 にリリースされた 4.7.6 のスナップショットです。 アプリが進むにつれて内容は古くなり ますが、それは想定どおりです。常に最新の情報は、各セクションからリンクしている本編ガイドを見て ください。

npx mulmoterminal@latest

設定するものはなく、画面に新しく見えるものもありません。 画面は変わらず、設定項目も増えても 減ってもいません。いま持っている collection は 4.7.5 とまったく同じように動きます。変わったのは その下 — collection が「どのディレクトリにあるか」を決める仕組みです。

「今すぐ有効にできる何か」があるリリースではありません。飛ばしたぶんは後でまとめて飛び越えること になる、というだけの理由で上げてください。


実際に変わったこと

collection はこれまで 1 か所 にしかありませんでした。MulmoTerminal が起動時に決める、共有の ワークスペースです。collection に触るところ — ルート、view token、サムネイルのキャッシュ — は すべてその前提で書けました。答えが 1 つしか無かったからです。

やりたいのは、.mulmoterminal.json と同じように、普段使っている任意のプロジェクトディレクトリ に collection を置けるようにすることです。それ自体はまだ入っていません。入ったのは、その前に必ず 必要な部分です。

  • collection のエンジンに「困ったらここ」と渡していたワークスペースを渡すのをやめました。 呼び出す側が毎回どのディレクトリの話かを明示する必要があります。
  • リクエストがプロジェクトを指定できるようになり、指定されればワークスペースではなく そのプロジェクトのディレクトリを collection のルートが読み書きします。
  • collection 名だけで管理していたもの — view token、サムネイルのキャッシュ、view ごとのクエリ 上限 — を、ディレクトリと名前の組で管理するようにしました。2 つのプロジェクトが両方 tasks という collection を持つのは、例外ではなく普通のことだからです。

ただし、アプリからは届きません。プロジェクトを選ぶ UI はまだ作っていないので、ブラウザから出る リクエストは今までどおりワークスペースしか見ません。API を直接叩いたときにだけ届きます。

この順番にした理由は一文で書く価値があります。ディレクトリが 1 つなら、「どのディレクトリか」を 書き忘れたコードもたまたま正しく動きます。プロジェクトごとにディレクトリがあると、同じコードは 正しくありません — 別のプロジェクトのデータを黙って読み書きし、どこにもエラーは出ません。 だから先にフォールバックを消して、書き忘れたら落ちるようにしました。実際それだけで、運任せで 動いていた箇所が 2 つ見つかりました。

いまの collection については、本編ガイドの機能一覧を見てください。

このリリースに入っているもう 1 つのこと

  • @mulmoclaude/core を 3.0.1 に上げ、同梱プラグインをそれに合わせて作り直しました。これは MulmoTerminal と MulmoClaude が共有しているライブラリ で、上の collection の作業が必要としたのがこの新バージョンです。GUI パネル — エージェントが描く 図・フォーム・ドキュメント・MulmoCast のスライド・会計ビュー — を使っている場合は、このライブラリ が 2 つ同時に読み込まれてしまう経路がこのリリースで塞がれたことも書いておきます。もし起きて いたら、パネルに何も描かれない、という形で見えていたはずです。

入ったかどうかの確かめ方

確かめるべき挙動が無いので、バージョンを見てください。

  1. MulmoTerminal を再起動します(npx mulmoterminal@latest)。
  2. ツールバーの歯車から設定を開きます。バージョンは 「設定」の見出しのすぐ下、 サイドバーで何かを選ぶ前の位置にあります。4.7.6 と出ていれば入っています。

4.7.5 のままなら、古いプロセスがまだ動いています。止めてから起動し直してください。npx は動作中の サーバーを裏で入れ替えてはくれません。

アップグレード後にやることは今までと同じです。再起動そのものがうまくいかないときは はじめにを見てください。


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