4.8.2 — GitHub をセルの横に、動いている間も読めるヘッダーに
2026-08-13 にリリースされた 4.8.2 のスナップショットです。 アプリが進むにつれて内容は古くなり ますが、それは想定どおりです。常に最新の情報は、各セクションからリンクしている本編ガイドを見て ください。
npx mulmoterminal@latest
起動し直したあとに試す価値があるものが 2 つあります。GitHub の画面がセルの右ペインに移りました — 設定は不要で、押すボタンが増えただけです。セッションが動いている間のヘッダーの色は自分で決め られるようになりました。こちらは設定ファイルの編集です。プロジェクトに headerColor を付けたのに、 セルが動き始めた途端にヘッダーが読めなくなっていた方は、それを直すのがこのリリースです。
GitHub が、そのセルのリポジトリを先頭にして横に開く
これまで。 ツールバーの Pull requests ボタンは画面全体を占有し、登録済みのリポジトリを設定 順にすべて並べていました。ひとつのプロジェクトの issue を見るのに、グリッドから離れて、一覧の中から そのプロジェクトを探す必要がありました。
これから。 拡大したセルに GitHub ボタンが付き、ターミナルの横の右ペインに、そのセルのリポジ トリを先頭にして同じ一覧を開きます。
開き方
- セルを拡大します — ペインは拡大したセルの横にしか存在しません。
- セルのヘッダーにある merge アイコンを押します(ツールチップは Show GitHub PRs and issues)。
- 右ペインが開きます。そのセルのリポジトリは専用のブロックとして先頭に出ます — open な PR と issue が 1 つの見出しの下にまとまります。残りは区切り線の下に、従来どおりリポジトリごとに 並びます。
そのセルで開いていた別のペインとは置き換わります(Canvas / Tools / Files / Collections はもともと セルごとに 1 つだけ開く仕組みで、GitHub も同じ規則に入りました)。もう一度押すと閉じます。
自分のリポジトリが先頭に来ないとき
条件は 2 つあり、見落とされやすいのは 2 つ目です。
- セルのディレクトリが、Settings に登録した作業ディレクトリの中にあること。 clone そのもので も、その下のどこでも構いません(
myrepo/srcにいるセルも該当します)。登録した各ディレクトリはoriginを読んでowner/repoに対応づけられるので、git リポジトリでない・originが無い・ このアプリが読めない forge を指しているディレクトリは、どのリポジトリも名乗れず先頭にも来ません。 - そのリポジトリが Settings → Pull request repos に登録されていること。 先頭のブロックはこの 一覧のセクションなので、一覧に無いリポジトリは持ち上げる対象がありません(clone が作業ディレク トリとしてきちんと登録されていても同じです)。
どちらかが満たされない場合は、従来どおりの設定順で開きます。壊れているわけではなく、全部は並んで いて、先頭に持ち上がるリポジトリが無いだけです。
登録済みのリポジトリなら、open な PR も issue も無くてもブロックは先頭に出ます(No open PRs / No open issues と表示されます)。「このリポジトリで開いているものは無い」も答えだからで、スクロール で移動するのではなくセクションを抜き出す方式にしたのは、これが理由です。
変わっていないもの
- 全画面の一覧は残っています。 ツールバーから開けます。全リポジトリを横断して見たいときはこちら。
/prsのブックマークもそのまま使えます(/githubにリダイレクトします)。"view": "prs"を設定したヘッダーボタンもそのまま開きます。名前が変わったのはたどり着く先の 呼び名であって、書く値ではありません。ghのログインは引き続き必要で、並ぶリポジトリも引き続き Settings に登録したものです。
本編ガイド: GitHub — 横断 PR / Issue ビュー
セッションが動いている間も読めるヘッダー
プロジェクトに色を付けている方向けです。
症状。 プロジェクトに headerColor(と場合によっては headerTextColor)を設定すると、待機中の セルは狙いどおりなのに、エージェントが動き始めた途端にヘッダーが淡くなって文字がほとんど見えなく なる。実際のご報告から計測した値で、テーマの working 色の上の白文字は 1.15:1 でした。
原因。 セッションが working / done / needs you の間、テーマはヘッダーの背景を自分のステータス 色で置き換えます — グリッドの状態を離れた場所からでも読み取れるのはそのためです。ところが headerTextColor はその上に残っていました。濃い紫に合わせて選んだ文字色は、淡い青の上では読めません。
4.8.2 での対応。 2 つあります。
headerTextColorは自分の色が実際に出ている間だけ効くようになりました。動作中のセルはテーマ 本来の「背景と文字色の組」に戻ります。- その状態の色を自分で指定できるようになりました。
ステータスごとの色を指定する
プロジェクトの .mulmoterminal.json に書きます。
{
"headerColor": "#8e44ad",
"headerStatusColors": {
"working": "#6d28d9",
"done": { "background": "#166534" },
"blocked": { "background": "#7c2d12", "text": "#ffe8a3" }
}
}
- 指定できるのは
working/done/blockedだけです。idleはありません —headerColorが idle そのものだからです。 - 書かなかったステータスはテーマの色のままです。
textを省略すると、指定した背景から読める文字色が自動で導出されます。 色を 1 つ書いただけで 読めない組み合わせになることはありません。- 文字列だけを書けば
{ "background": … }の省略形です。
同じキーは ~/.mulmoterminal/config.json でも使えて、そちらは全ディレクトリの既定値になります。 どちらかのキーを書いたプロジェクトが、そのディレクトリでは優先されます。
あるいは、自分の色をずっと保つ
{ "headerColor": "#8e44ad", "headerStatusTint": "none" }
"none" にすると、working と done の間も headerColor のままになります。状態はセルの枠線・ ステータスの点・ピルから読み取れます。
blocked には意図的に効きません。 答えるまで何も進まない唯一の状態なので、「自分の配色を保つ」 ためのスイッチがそこから琥珀色を奪うのは事故のもとです。blocked にも別の色を当てたい場合は headerStatusColors で明示してください。
編集を反映させる
- プロジェクトの
.mulmoterminal.jsonはサーバー再起動不要ですが、ファイル監視はしていません。 手で編集した場合、開いているターミナルはブラウザのタブを再読み込みするまで古い色のままです。/mulmoterminal-dirsスキルに書かせると、その場でセルの色が変わります。 ~/.mulmoterminal/config.jsonはサーバー起動時に一度だけ読まれます。サーバーを再起動して タブを再読み込みしてください。
効いたかどうかの確かめ方
色を付けてあるプロジェクトに、わざとはっきり分かる working の色を指定し、そのセルでエージェントを 動かしてヘッダーを見ます。考えている間は指定した色で文字が読め、ターンが終われば headerColor に 戻るはずです。
正直に書いておくこと
何も設定していない場合、以前よりは良くなりますが十分ではありません。 テーマの薄いチップ文字色と ステータス色のコントラストは、4 つのテーマで 1.9〜3.1:1 です。これは今回始まったことではなく(色を 設定していないセルはずっとこの状態でした)、4.8.2 でご報告のケースは 1.15:1 から 2.5:1 程度になる だけで、十分な値には届いていません。headerStatusColors.working を指定すれば 12.9:1 になります。 この既定値そのものを引き上げるかどうかは未定です。このリリース後もヘッダーが読みにくいようでしたら、 issue でお知らせください。
本編ガイド: 7 つのクローム色。これらのキーを担当するのは /mulmoterminal-dirs スキルです。
修正
- 「完了」の push に、ひとつ前のターンの応答が載らなくなりました。 スマホの完了バナーは「最後に 完成した交換」を読んでいたため、そのターン自体が応答を出さずに終わったとき(ESC で中断した、 ツール呼び出しだけで終わった)に、ひとつ前のターンの応答が「完了」の本文として送られていました。 古い応答を出す代わりに、送ったプロンプトやセッションのタイトルにフォールバックします。 issue は開いたままにしています — push の配送順序というもう 1 つの経路を否定できていないので、 まだ古いバナーが出るようでしたら #1650 にお知らせください。
- 復帰したターミナルの先頭に
�が出なくなりました。 再接続で復元されるスクロールバックの切り 詰め位置が、BMP 外の文字(絵文字や稀な漢字)のちょうど真ん中に落ちると、片割れだけが残って置換 文字として画面の先頭に出ていました。切り詰め位置がそのペアを避けるようになりました。 (#1639) - 新しいドキュメントが既存のドキュメントを上書きしなくなりました。 保存時のファイル名が 32 ビット の乱数で、しかも無条件に書き込んでいたため、同じ月・同じタイトル接頭辞で衝突すると片方が黙って 置き換わっていました。名前を 64 ビットにし、既存ファイルがある場合は書き込みを拒否します。 (#1623)
まだ書いていないもの
共有コレクションと共有アプリの作業は、このリリースでも水面下で続いています。まだ完成していない ので、ここには書いていません — 出せる状態になったら専用のページを用意します。今お使いの機能が これで変わることはありません。
このバージョンかどうかの確かめ方
- MulmoTerminal を再起動します(
npx mulmoterminal@latest)。 - ツールバーの歯車から Settings を開きます。バージョンは Settings 見出しのすぐ下、ダイア ログの先頭にあります。4.8.2 と出ていれば当たりです。
まだ 4.8.1 と出ているなら、古いプロセスが動いたままです。npx は動作中のサーバーのバージョンを 入れ替えてはくれません。いったん止めて、起動し直してください。
再起動そのものでつまずく場合ははじめにを見てください。